歯周病菌の付着実験
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結晶新生処理後のセメント質表面に対する
P.gingivalis付着比較試験
目的
歯周病は、主に歯肉が退縮したことによって露出したセメント質と、歯肉の間にできたポケットに細菌感染が起こることから生じる。初めは表在性なので好気性菌の感染だが、進行するにつれポケットの深部に嫌気性菌の感染が生じ、歯周病が完成する。この嫌気性菌の代表的なものがP.gingivalisである。
この実験では、結晶新生処理したセメント質表面に対するP.gingivalisの付着状態を調べ、未処理のもの、その他結晶新生効果のない3種類の歯磨剤と違いがあるかを確認する。
方法
大臼歯を使用し、歯根部のセメント質表面から約3mm四方で薄片を10個採取した。
10の薄片を無作為に2つずつ5群に分けた。
【結晶新生】 コスモスタートの結晶新生技術を用いたジェル
【未処理】 コントロール
【A】 高濃度フッ素(1450ppm)配合歯磨剤(結晶新生効果なし)
【B】 ヒドロキシアパタイト配合歯磨剤(結晶新生効果なし)
【C】 高濃度フッ素(1450ppm)、CPC(塩化セチルピリジニウム)配合歯磨剤(結晶新生効果なし)
※【A】〜【C】歯磨剤は自社調整にて作成
【未処理】以外の4群にはそれぞれの歯磨剤を5分塗った後精製水で洗浄することを20回繰り返した。【未処理】のコントロールには何も処理は行わなかった。
歯周病菌(ジンジバリス菌)の付着性実験の流れ
- ウサギ溶血血液+ヒツジ脱繊維血の栄養素の入った寒天培地にp.gingivalis 菌を塗って2 日培養する。
- 歯周病菌(Porphyromonus gingivalis)菌液の調製:歯周病P.gingivalis菌、3 × 10⁸/ml の菌液を調製した。(*菌数はマックファーランドの大腸菌液3 × 10⁸/ ml の濃度を基準として調製)
- 調整した菌液に5群全てのセメント質片を24時間浸した。
- 24時間後、セメント質片を菌液からあげて菌液を洗い流す。
- セメント質片を菌液から出し電顕固定液〔2.5%グルタールアルデヒド固定液(in リン酸バッファー)〕に浸漬しその後、電子顕微鏡用試料を作製。
- 走査電子顕微鏡(SEM)を使用し、1,000〜20,000倍で観察を行った。
未処理
(3,500倍)
結晶新生(3,500倍)
【A】(3,500倍)
高濃度フッ素(1450ppm)
配合歯磨剤
【B】(3,500倍)
ヒドロキシアパタイト
配合歯磨剤
【C】(3,500倍)
高濃度フッ素(1450ppm)、
CPC(塩化セチルピリジニウム)配合歯磨剤
未処理
(1,000倍)
結晶新生(×1,000倍)
結果
3,500倍の倍率において一視野中に見られるP.gingivalisなどの菌数については、結晶新生処理した試料の方が明らかに少なく、ほとんど見つけられなかった。一方、【未処理】及び【A】〜【C】では一視野中に10個以上菌が見られる部位も多数存在した。また、より広範囲での歯周病菌等の有無を観察するため1,000倍の倍率においての観察も行ったが、【結晶新生】ではP.gingivalisなどの菌はほとんど観察されなかった。
考察
結晶新生処理することによって、セメント質表面に歯周病菌を付着しにくくする効果があることが認められた。